岡山県の三湯連絡部会と美作観光連盟は「観光素材説明会イン大阪」を8日、大阪市の新阪急ホテルで開いた。旅行会社など約120人が出席。温泉地ごとに、周遊型、滞在型のモデルコースや観光施設を説明し、美作観光の魅力をアピールした。
湯原温泉は、明治40年に建てられた木造校舎で国の重要文化財の「旧遷喬尋常小学校」、人力車に乗ってまち並みが見学できる「勝山町並み保存地区」などを紹介。このほかにも、蒜山高原でのジャージー牛の見学、サイクリングなどを楽しむ滞在型コースを提案した。また、蒜山高原に4月にオープンする「ひるぜんワイナリー」をPR。山ブドウを使用したワインのほか、ジュース、ジャムなどが製造、販売される。
奥津温泉は、世界の稀少動物のはく製を展示した博物館「つやま自然のふしぎ館」や世界的にも珍しいウランガラスを展示する美術館「妖精の森ガラス美術館」などを巡り、奥津温泉に宿泊するコースを紹介。
湯郷温泉は、化石発掘体験もできる化石の博物館「なぎビカリアミュージアム」やフルーツ狩りなどが楽しめる「おかやまファーマーズ・マーケットノースヴィレッジ」などと組み合わせる宿泊コースを話した。
テーマ別の観光素材としては、(1)花めぐり(2)滝めぐり(3)味めぐり(4)鉄道めぐり──の4つをアピールした。
情報交換会では、湯原温泉シャクナゲ会女将による「ハンドベル演奏」を披露。ご当地グルメとして「津山ホルモンうどん」や「ひるぜん焼そば」、美咲町の卵と棚田米を使った「卵かけご飯」などが振舞われた。