日本航空(JAL)岡山支店は12月11日、岡山県の高校生が地域の魅力を集めたツアー企画を旅行会社に売り込む「岡山観光誘客キャラバン」を東京で実施した。笠岡商業高校、倉敷商業高校、津山商業高校の3校の生徒がジャルパック(東京都品川区)などを訪問。岡山県内にある自然や伝統文化、食などを体験できるツアーを売り込んだ。
ジャルパックで開催された観光説明会では、笠岡商業高校が、笠岡市の北木島を舞台にシーカヤック体験や笠岡ラーメン、倉敷商業高校が美観地区での食べ歩きや倉敷三斎市散策、津山商業高校が津山城鶴山公園の桜観賞や「足踏せんたく」体験などを紹介した。ジャルパックの松浦浩次取締役は「西日本豪雨の際にはたくさんの方が大変な思いをされたが、高校生の皆さんが目を輝かせて旅の企画を作るなど、若い力が新しい力を生んでいる。新しい視点が気付きを生み、プラスの影響を受ける。今後も続けていきたい」と述べた。
JAL岡山支店は「教育、研究、文化の発展や向上」「生徒の人材育成やキャリア育成」の支援、生徒と教職員とJAL職員の相互交流などを行い、同社の業務に活用する取り組みを実施している。
笠岡商業高校のプレゼンの様子