岐阜県が「観光王国飛騨・美濃条例」を施行


条例施行に合わせて作成したポスター

条例施行に合わせて作成したポスター

 岐阜県は「みんなでつくろう観光王国飛騨・美濃条例」を今月1日に施行した。「知ってもらおう、見つけだそう、創りだそう、ふるさとのじまん」を合言葉にした飛騨、美濃のじまん運動を推進し、観光産業を県の基幹産業として発展させるための条例。実施計画には、観光資源の活用や情報発信などの6つの取り組みを柱に掲げ、2012年度の観光入り込み客を06年度比20%増の6千万人とするなどの数値目標を定めた。

 実施計画の期間は、08年度から岐阜国体が開かれる12年度までの5カ年。毎年度、じまん運動の成果を白書としてまとめ、次の運動につなげる。全県的な運動を任う「飛騨・美濃じまん県民会議」と各圏域の運動を担当する「飛騨・美濃じまん地域会議」とが連携し、官民一体で推進する。

 運動の推進に向けた取り組みの柱は、(1)情報の発信(2)県産品の活用、販売(3)歴史、自然、文化の再発見(4)ふるさと教育の推進(5)ふるさとじまんの育成・創出(6)ブランド力ある商品開発──。

 広域観光の推進、ビッジト・ジャパン・キャンペーンと連携した外国人観光客の誘致のほか、産業観光や歴史・文化・自然に触れる観光の活性化を図ることなどを重点分野に挙げている。

 実施計画に定めた12年度の目標では、観光入り込み客数の項目のほか、宿泊数を06年度比20%増の520万人、外国人宿泊数を40%増の26万人、観光消費額を20%増の3400億円、「観光に行ってみたい県」のランキングを34位から20位以内とすることを目指す。

条例施行に合わせて作成したポスター
条例施行に合わせて作成したポスター
 
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