山形県教育旅行誘致協議会は8日、若松正俊・山形県副知事によるトップセールスを関西地区の旅行会社に行った=写真。これまでの送客に感謝を伝え、教育旅行のさらなる送客を要請した。
同協議会からは会長代理の若松副知事をはじめ、鈴木富士雄・最上峡芭蕉ライン観光社長、岡崎彌平治・高見屋旅館社長、西川富美子・リゾートホテル華夕美日本海女将支配人の副会長3人が参加した。
訪問した阪急交通社西日本営業本部では、堤真也・執行役員西日本営業副本部長らが出迎えた。
若松副知事は「観光客は東日本大震災前の水準を超えることができたが、教育旅行は低迷している。教育旅行を通じて若者に山形県の歴史や文化、自然、食などの魅力を知ってもらい、また訪れてもらえるようにしたい」と述べた。
堤副本部長は「教育旅行は山形だけでなく東北全体で実施が少ないのが現状。関西から東北、山形へのアクセスが厳しい」と課題を挙げながらも、今後の送客に意欲を示した。
岡崎副会長は、山形県の教育旅行向けの観光素材として、多様な文化や蔵王のスキー、加茂水族館などをPRした。