山形県、東北芸術工科大学の学生達が制作した山形県PR動画を公開


 山形県は12日、東北芸術工科大学の学生達が制作した山形県PR動画を公開した。

~行政にはない自由な発想で「山形」の食や自然、伝統文化を表現~

 山形県は、自然・食・文化などの山形の魅力を、国内外へ若者の視点で分かりやすく映像で発信するため、東北芸術工科大学(以下、芸工大)に動画制作を委託しています。この度、令和元年度制作分の動画10本をyoutubeで公開しました。

1.制作

制作のテーマは、本県の自然や食・伝統文化等を一体的に紹介する山形県総合情報誌『真 山形』の『巡る』編のコンセプトに沿ったものとしました。

映像学科の2年生60人が前期・後期でそれぞれ5チームに分かれ企画から撮影・編集まで行い、ときには自ら役者となって演じながら、完成させました。

制作にあたっては、第一生命や資生堂など大手企業のCM制作を数多く手がけてきた担当教授の指導のもと、若者のみずみずしい感性をさらに磨き上げました。

2.作品の概要

年間最優秀賞となった「Truth of Saga(本当の物語)」は、トルコ人リポーターが自国の文化を紹介するという架空のテレビ番組として展開します。さまざまなトルコ文化を紹介した後、番組の最後にまさかのどんでん返しが用意されています。

このほか、蔵王温泉でのデートをあえてスマートフォンを使って撮影した作品や、山形県の郷土料理である「ひっぱりうどん」の「ひっぱり」と「ツッパリ」の語感に注目した作品など、いずれも若者の感性が光る動画となりました。

3.事業のメリット

行政もPR動画を制作することはありますが、真面目な、いわゆる型にはまった作品となりがちです。しかし本事業では、学生に自ら企画から携わってもらうことで、これまでなかった視点で山形県をPRすることができています。

また、行政はじめ在住者はとかく、県外の方が魅力的だと感じるものを見過ごしてしまいがちです。同学科は7割以上が県外出身者であり、県外から見た山形の魅力を自由に表現してもらうことで新たな魅力を掘り起こすことができました。

さらに、本事業には毎年およそ60人の学生が参加し、文献調査や取材などを通して山形の魅力に触れてもらっており、山形をより知ってもらい、愛着を持ってもらうよい機会になっています。

実際に、同学科卒業後に山形県内で起業し、積極的に県の業務に関わる方も出てきており、学生の成長という面でも大きな役割を果たしています。

4.今年度の公開作品

【年間最優秀賞】Truth of Saga https://youtu.be/-p9-GbiFMiU

【年間優秀賞】ぬくい、山形 https://youtu.be/GjhBFqGUTuE

【年間優秀賞】蔵王温泉恋物語 https://youtu.be/LbMLn07svM4

【企画賞】さくらんぼで王手とは言わせない https://youtu.be/DcBsdE6gLDg

【撮影賞】ひっぱりハイスクール物語 https://youtu.be/UcOwvKkbazM

【録音賞】イロドリヤマガタ https://youtu.be/wMDYIAIXS5g

・それは道のように https://youtu.be/yM-jgb7ZDj4

・陶と人 https://youtu.be/ukRg9BGM13c

・滝230 https://youtu.be/_R98546a7I4

・冷やしシャンプーりようしました https://youtu.be/oxLirRpZuPY

 
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