山形の災害現場視察 自民党の二階幹事長、「観光復興へインフラ整備を」

  • 2019年3月11日

蔵岡地区で関係者の説明を受ける二階幹事長(中央)

 自民党の二階俊博幹事長(全国旅行業協会会長)は3日、昨年8月の集中豪雨で集落全戸が冠水被害に遭った山形県戸沢村の蔵岡地区と、地滑り被害があった同県新庄市の本合海地区の災害現場を視察した。二階氏は「国土強靭(きょうじん)化は日本経済繁栄の礎。復旧、復興にオール日本で対応する。災害時のライフライン確保へ、迅速な対応が必要。観光復興のためにも、インフラをしっかり整備しなければならない」と述べた。

 二階氏のほか、同市村が選挙区の加藤鮎子衆院議員、大沼みずほ参院議員をはじめ、福井照衆院議員、進藤金日子参院議員らが同行した。

 戸沢村では渡部秀勝村長、光永健男国土交通省新庄河川事務所長が災害発生時の被害状況を説明した。

 渡部村長は「17日には対策工法を決める3回目の住民説明会があり、地区民の合意を得て復興に取り組む。幹事長自ら人口約4400人の当村を視察いただき感謝している」と視察に謝意を述べた。

 光永所長は「構想の一つが輪中堤(わじゅうてい)(集落や耕地を水害から守るため、周囲を囲むように造られる堤防)の建設。地域の合意が得られれば、来年度から調査、設計、用地の買収にかかりたい」と説明した。

 同地区から約3キロにある同県を代表する観光地の一つ、最上峡芭蕉ライン観光の鈴木富士雄社長は、「大雨による落石と地滑りで交通止めが頻発する。観光振興へ、幹線道路の1日も早い整備を願う」と述べた。

 蔵岡地区は最上川沿いの低地に位置する。集落東側に角間沢川が流れ、最上川の水位が上昇すると角間沢川の流れが滞り、内水氾濫が発生する。昨年の集中豪雨ではJRの運行再開まで約2カ月間を要し、同県の周辺観光にも大きく影響した。

 国土交通省は昨年1月、角間沢川の水を強制的に排出する電動ポンプを新設。従来のポンプの4倍に当たる毎秒2トンの排水能力があるとされたが、8月5、6日の大雨では停電で作動せず、被害が拡大した。

 新庄市の山尾順紀市長は「平成30年8月豪雨災害からの早期復旧・復興に関する要望書」を二階幹事長に手渡した。山尾市長は「人的被害がなかったのは不幸中の幸い。道路が不安定だと観光客が増えない。新庄―酒田間の高規格道路の早期実現をお願いしたい」と訴えた。

 2日、空路で山形県入りした二階氏は、同県鶴岡市湯野浜温泉の「亀や」に宿泊。地元の自治体首長をはじめ、経済界、観光業界の代表者ら約20人と観光振興策や土地改良について懇談した。


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