
PR隊のメンバーら
「つばさ」に乗って、山形に。山形新幹線の一部列車が通常の半額の料金で乗車できることを多くの人に知ってもらおうと2日、山形県内の旅館関係者などの若手有志でつくるPR隊が横浜タカシマヤ(神奈川県横浜市)で観光PRを行った。浴衣姿のメンバーらは花笠のペーパークラフトなどを道行く人に配布するなどして、山形への来訪を呼び掛けた。
企画したのは、変若水の湯つたや(同県西川町・月山志津温泉)の志田美穂子さん。つばさが7月に開業20周年を迎えるのに合わせ、JR東日本が7月1〜22日に運行する一部列車の乗車料金を半額にするが、首都圏などの利用者に十分に知られていないとして有志によるPRを発案。
西川町も参加する「めでためでた 花のやまがた観光圏」に参加している山形市が横浜タカシマヤで「第11回紅花の山形路 物産と観光展」を開いていることから、同市などの理解、協力を得て、物産展のイベントでのPRが実現した。
PRは物産展に合わせて行った、東北芸術工科大学による和太鼓演奏イベントの前に実施。志田さんら月山志津温泉の関係者のほか、同じく月山に近い肘折温泉の旅館関係者ら10人が浴衣にハッピの姿で登場し、「山形は山菜などがおいしい季節を迎えた。7月にはつばさが半額になるので、2度3度と来て、山形を楽しんでください」などとアピールした。
またメンバーらは太鼓を鑑賞する人に、花笠のペーパークラフトや粗品の引き換え券、物産展のチラシなどを配布しながら、つばさを使っての山形への観光を呼び掛けていた。

PR隊のメンバーら