日本政策金融公庫はこのほど、全国小企業月次動向調査の10月分を公表した。同月の小企業(従業者20人未満、飲食店などは10人未満)の売上DI(前年同月比で増加の企業割合から減少の企業割合を引いた値、季節調整値)はマイナス6.7で、前月比5.0ポイント上昇した。業種別では、サービス業が0.0と、前月のマイナス6.9から上昇した。
非製造業6業種では、サービス業のほか、卸売業、小売業、飲食店が上昇。卸売業(15.4ポイント増の7.3)は前月のマイナス圏からプラス圏に転換した。小売業(10.5ポイント増のマイナス8.5)と飲食店(10.8ポイント増のマイナス10.8)はマイナス幅が縮小した。
運輸業(5.6ポイント減のマイナス7.5)はマイナス幅が拡大。建設業(15.0ポイント減のマイナス10.7)は前月のプラス圏からマイナス圏に転落した。
11月は全業種計がマイナス0.8と、10月から5.9ポイント上昇の見通し。非製造業6業種では、サービス業と建設業がプラス圏に回復の見通し。