
日本政策金融公庫が8月26日に公表した小企業の決算状況調査によると、小企業の2021年度決算(2021年12月~2022年3月を期末とする決算)で、売り上げが前年度比増加の企業割合から減少の企業割合を引いた「売上DI」がマイナス22.8と、前年度調査から30.2ポイント、マイナス幅が縮小した。また、黒字の企業割合から赤字の企業割合を引いた「採算DI」はマイナス10.8と、同8.5ポイント上昇した。
同年度に売り上げが増加した企業割合が28.3%、減少した企業割合が51.0%、不変が20.7%だった。
売上DIを8の業種別に見ると、飲食店・宿泊業がマイナス35.4。前年度(マイナス77.4)から42.0ポイント上昇するも、業種別で最も低い数値となった。
一方、同年度の採算状況は、黒字企業割合が32.2%、赤字企業割合が43.0%、収支ゼロが24.8%。3年連続で赤字企業が黒字企業を上回った。
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