日本政策金融公庫はこのほど、全国小企業月次動向調査の今年6月調査分の結果を公表した。それによると、今年5月の全国小企業の売上DI(前年同期比で増加とする企業割合から減少とする企業割合を引いた値、季節調整値)はマイナス46.2で、前月比3.6ポイント低下した。DIが低下するのは2カ月ぶり。ただ、前回調査ではマイナス48.8を見込んでおり、見込み値を2.6ポイント上回った。実績が見通しを上回ったのは5カ月連続。
業種別では、製造業がマイナス71.0で、前月比3.4ポイント低下。93年2月の調査開始以来の最低値を4カ月連続で更新した。
非製造業はマイナス42.4で、同3.8ポイント低下。前月は6カ月ぶりに30ポイント台に回復したが、5月は再び低下した。
非製造業の内訳をみると、サービス業、建設業、卸売業が前月比上昇。飲食店、小売業、運輸業が同低下した。サービス業はマイナス35.5で、同6.4ポイント上昇。飲食店はマイナス33.4で、同13.8ポイント低下。小売業はマイナス49.5で、同8.9ポイント低下した。
6月の見通しは、全業種計が今月比0.5ポイント低下のマイナス46.7。業種別では、製造業が同1.3ポイント上昇のマイナス69.7、非製造業が同0.7ポイント上昇のマイナス41.7。非製造業の中では、飲食店と建設業が低下、サービス業など、その他4業種が上昇する見通し。
調査は今年6月上旬、同公庫取引先の小企業(従業員20人未満。卸売業、小売業、飲食店は10人未満)1500社に行った。有効回答数は1201社で、回答率80.1%。