日本政策金融公庫はこのほど、全国小企業月次動向調査の10月分を公表した。同月の小企業の売上DIは前月比12.0ポイント増のマイナス37.8と、2カ月連続で上昇した。ただ、11月はマイナス41.8と、マイナス幅が拡大する見込みだ。
DIは売り上げが前年同月比で増加の企業割合から減少の企業割合を引いた値(季節調整値)。
業種別では、製造業が8.4ポイント増のマイナス55.0。非製造業が13.0ポイント増のマイナス35.2。
非製造業6業種では、全てが上昇した。このうちサービス業が12.1ポイント増のマイナス38.1。運輸業が12.5ポイント増のマイナス39.3。飲食店が17.3ポイント増のマイナス36.9。小売業が16.7ポイント増のマイナス31.6。
11月は運輸業、小売業、建設業が上昇、ほかは低下の見通し。
調査は11月2~9日、同公庫取引先の1500企業に実施。このうち1279企業から有効回答を得た。