日本政策金融公庫はこのほど、全国小企業月次動向調査の3月分を公表した。同月の売上DI(前年同月比で増加の企業割合から減少の企業割合を引いた値、季節調整値)はマイナス6・5と、前月比6・2ポイント上昇した。4月はマイナス2・5と、マイナス幅がさらに縮小の見通し。
業種別では、製造業が同12・1ポイント増のマイナス9・0。非製造業が同4・8ポイント増のマイナス5・7。
非製造業6業種では、サービス業、飲食店、小売業の3業種が上昇。運輸業、卸売業、建設業の3業種が低下した。
サービス業は同19・1ポイント増の7・3と、前月のマイナス水準からプラス水準に転換した。飲食店は同15・2ポイント増のマイナス9・4、小売業は同7・2ポイント増のマイナス4・8と、マイナス幅が縮小した。運輸業は同1・7ポイント減の15・1と、プラス幅が縮小した。
4月は飲食店とサービス業が低下、ほかは上昇の見通し。飲食店(マイナス16・3)はマイナス幅が拡大、サービス業(4・5)はプラス幅が縮小の見通し。