「越中富山お土産プロジェクト」を立ち上げ、新しい土産品の商品開発を進めてきた富山県は2月22日、東京都内でその成果を披露した。石井隆一知事自ら商品を手に取り、県出身のタレント柴田理恵さんとともにアピールした。
新商品は、富山県人の生活に根付く「おすそわけ」文化をコンセプトに、県総合デザインセンターが中心になって、さまざまな分野で活躍する4人の女性メンバーの意見を取り入れながら検討を重ねてきた。県内の海産物加工や製菓メーカーなど複数企業の協力を得たという。
統一のデザインでブランド化し、「越中富山 幸のこわけ」と銘打って売り出す。まず、タイのかまぼこやシロエビの姿干し、いかの黒作りなど18種類を開発。値段は300円から700円台に設定。富山空港やJR富山駅などで先行販売されているほか、都内では23日からJR東京駅で販売している。
石井知事は「観光やビジネスで訪れた方が気軽に買うことができ、かさばらず持ち運びも簡単」と述べれば、柴田さんは「コンパクトな食べきりサイズで、デザインもとてもかわいい。値段も手頃で、組み合わせて贈る楽しさもある」と笑顔で語った。
石井知事とタレントの柴田理恵さん