富山県、タイのメディア招き立山黒部などPR


 富山県は11月28日から今後の誘客が期待できる市場としてタイとインドネシアからメディアなどを招へいした。インドネシアからの招へいは初めてで、中部国際空港に運航しているガルーダ・インドネシア航空などと連携した。雪景色を春まで楽しめる立山黒部アルペンルートや、年間を通じて日本らしい景色が見られる五箇山合掌造り集落を訴求ポイントに誘客を進める。

 県が招へいしたのは、タイの国営放送局のレポーター、スタッフの4人と、インドネシアの旅行会社、メディアの担当者40人。

 タイからの一行は11月22日に愛知県の中部国際空港(セントレア)から入国し、福井県などを訪れた後、28日に五箇山を視察。参加者からは「五箇山は村全体の景色が独特で素晴らしい」といった声が上がっていたという。他県を訪問し11月30日に帰国した。

 インドネシアからの一行は、セントレアから11月28日に入国。五箇山を訪れるグループと、29日にチューリップ色彩館や立山黒部アルペンルートを視察するグループの2組に分かれて実施。参加者らは、五箇山の日本らしい風景や4千本のチューリップに感動していたという。一行は商談会などに参加後、12月3日に帰国した。

 県では今後も両国からの誘致に注力していく方針。タイでは立山黒部アルペンルートの人気が高く、訪日団体観光客数も今年度3千人を超える見込みの「有望市場」という。五箇山も「人気に火が付きかっている」として来年次以降もアピールする。

 インドネシアは、立山黒部アルペンルートを訪れる訪日客が年平均約300人程だが、「同国の人口は2億人で経済発展も著しい。これから発掘すべき市場」と位置付ける。「タイやシンガポールなどで訪日旅行、富山県の人気がさらに高まれば、インドネシアでの誘客にもつながる」とみている。

 
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