富士山麓で温泉風呂付き グランドーム富士忍野が開業 


アクアドームの外観

 にしがき(京都府京丹後市)が運営するマリントピアリゾートは、グランドーム富士忍野(山梨県忍野村)を4月29日に開業した。全棟に温泉風呂を備え、閑静な富士山麓でゆったり過ごせる上質なグランピング体験を提供する。

 同施設は、アクアドーム5棟、ラピステント2棟、ヴィラフォレスタ1棟からなる。近隣には世界文化遺産「富士山」の構成遺産の一つ、「忍野八海」が位置する。
 ドーム(定員2人から5人)のテントからは木々の植生を感じられる景色が広がり、眼下にはフライフィッシングで有名な桂川が流れる。ラピステント(同)は天蓋(てんがい)の掛かる独特のデザインで、空間にゆとりを持たせた滞在空間は移動式住居を想起させる。ドーム、テントのいずれも食事やトイレ、入浴のための専用棟を併設し、バーベキュー用のアウトドアリビングスペースも備える。

 ヴィラ(定員2人から6人)はグループや2、3世帯利用に対応する3LDKの広い間取りが特徴。屋外にはプールを設け、プールサイドからは富士山を眺められる。室内には50型テレビを設置し、今後は屋外にバレルサウナを設置予定。

 全タイプの客室に温泉風呂を付帯し、Wi―Fi環境を整備。タオルセットやドライヤー、歯ブラシ、パジャマなどのアメニティも一式そろえ、バーベキュー用ガスグリルや冷蔵庫、電子レンジなどの調理機器も完備している。

 食事には地産地消をテーマに、甲州牛や忍野サーモンなどの特産品や地元産の野菜を用いた料理を提供する。

 予約を担うブッキングリゾート(大阪市北区)の橋本紘史朗取締役は、同社の過去のグランピング出店経験から「女性のニーズをしっかり捉えることが重要」と振り返り、「当施設もプライベート感を重視した高規格なグランピング施設を目指した」と説明。「家族連れや女子会、ご夫婦やカップルなどの小グループ需要を中心に対応していきたい」と今後に向け抱負を述べた。

 にしがきはリゾート部門で宿泊施設の直営や開業・集客支援を行い、2025年には直営施設500軒、リゾート事業売り上げ100億円を目指している。


アクアドームの外観


夕食


橋本取締役

 
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