日本旅館協会東北支部連合会はこのほど、会員旅館を対象に実施している宿泊実態調査の今年9月の結果をまとめた。回答旅館は96軒。前年同月の実績と比べて東北6県の宿泊人員は2・9%増、売り上げは6・7%増だった。
宿泊人員、売り上げは6県すべてで前年同月の実績を上回った。
福島県は、宿泊人員が11・0%増、売り上げが13・0%増。イベント開催や団体旅行に伴う宿泊需要などがプラス要因とみられる。
岩手県は、宿泊人員が1・4%増、売り上げが6・4%増。昨年9、10月には「いわて国体」による宿泊需要があり、反動減が予想されたが、平均値はプラスだった。
今年1~9月累計の宿泊人員は、秋田県、宮城県を除く4県が前年同月の実績を上回った。