経済産業省がこのほど公表した今年5月の第3次産業活動指数(2010年=100、季節調整値)は、前月比0.2%減の106.8と2カ月ぶりに低下した。「総じてみれば、第3次産業活動は持ち直しの動きにあるが、一部に弱さがみられる」(同省)。業種別では、宿泊業が9.0%減の115.0と、3カ月ぶりに低下した。
第3次産業活動指数は、サービス業など第3次産業に属する業種の生産活動を総合的に捉えた指数。
宿泊業のうち、旅館は7.5%減の84.2と2カ月ぶりに低下。ホテルは6.6%減の139.6と3カ月ぶりに低下。
旅行業は9.5%減の92.8。このうち国内旅行は13.4%減の90.1、海外旅行は13.0%減の65.2、外人旅行は16.5%増の428.0。
遊園地・テーマパークは4.7%減の110.6。国内航空旅客運送業は1.0%減の128.4。
これらを合わせた観光関連産業全体は4.1%減の106.5。