客室稼働率50%、厳しい状況続く JCHA10月 


 全日本シティホテル連盟(JCHA、清水嗣能会長)が11月10日に発表した会員ホテルの10月の全国平均客室利用率は49.8%で、前年同月比34.0ポイント減となった。

 10月1日からGo Toトラベルキャンペーンに東京都が加わり、低稼働が続いていた首都圏でもわずかながら改善が見られた。しかし、「単価の伸び悩み、同キャンペーンからビジネス利用が除外された点などが懸念される」とJCHA。

 地域共通クーポンの発券に関して、利用時の身分証明書の提示に伴うフロントの混乱、キャンセル発生時の返却に関する対応の難しさなどが会員から報告された。

 調査は237会員ホテルのうち130軒から回答を得た。

 地域別での利用率のトップは77.5%の北陸。次いで、67.2%の甲信越、66.7%の東北など。

 利用率が低かった地域は、38.6%の中国、41.3%の四国、43.1%の関東など。

 前年同月比で利用率が上がった地域は、全てが悪く、該当はない。

 
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