競争激化で単価が下落
全日本シティホテル連盟(JCHA)が10日に発表した会員ホテルの2月の全国平均客室利用率は36.1%で、前年同月比33.5ポイント減となった。
緊急事態宣言の延長を受け、稼働は低調に推移した。JCHAは「受験生プラン以外は、なかなか伸びない状況だった。地域によっては降雪の影響もあり、キャンセルも増えたようだ」と総評。
価格の動向についても「全体的にエリア内での低価格競争が激しくなり、稼働を取るために平均単価が下落する、という状況に陥っている」(JCHA)。
調査は238会員ホテルのうち126軒から回答を得た。
地域別での利用率のトップは、66.9%の北海道。次いで、56.8%の東北、55.5%の北陸など。利用率が低かった地域は、24.7%の九州、25.3%の四国、29.9%の近畿など。前年同月比で利用率が上昇した地域はなかった。