除菌と脱臭の双方の機能を搭載している除菌脱臭灯「UVA LEDウィルド365シリーズ」。約2年前の発売当初は新型コロナウイルス禍の中で、その除菌効果が注目されていたが、最近では脱臭効果が評価され、全国の有名旅館などで導入が進んでいる。開発はⅠ―Light(福岡市)、旅館・ホテルへの提案は販売代理店の近畿日本ツーリスト商事(東京都千代田区)が担当している。
製品特徴は、UVA紫外線を利用して除菌、脱臭を行う点。UVA紫外線は、太陽光の16分の1の紫外線量のため安全で、かつ、安心して使用できる。LEDを採用しているため製品寿命は2万5千時間を実現。省エネ効果が高く、節電対策にもなる。
バイオメディカルサイエンス研究会による実証実験では「ヒトコロナウイルスの不活化効果が実証されたほか、アンモニア、トリチルアミン(魚のにおい)に対しての脱臭効果が認められた」とⅠ―Light。
旅館・ホテルではフロント、公共のトイレ、食事処などに設置されるケースが多い。トイレや生ゴミ、ペットのにおいを除去するほか、食事を部屋出しする旅館からは、「食事後の余臭が消えた」などと評価されている。
製品ラインアップは電球、ダウンライト、直管灯の天井照明タイプと、ドーム灯と、バウム灯などの置き型タイプを取りそろえた。製品の設置を宿泊客にアピールできるPOPも用意している。
一度設置すればメンテナンス不要で使えるため、館内各所の消毒作業が不要となり、従業員の負担を軽減できる特徴もある。
この件についての問い合わせ先は、近畿日本ツーリスト商事営業本部TEL03(6777)9660。
バウム灯置き型タイプ