学生がホテルを熱弁 日本ホテルスクールが弁論大会 


英語、日本語でスピーチした学生弁士たち

 専門学校日本ホテルスクール(東京都中野区、石塚勉校長)は8日、第31回弁論大会をなかのZEROホールで開いた。会場内の密を避けるためYouTubeLIveを活用したオンライン配信も行った。校内予選を通過した、日本語部門5人、英語部門5人の合計10人の学生弁士たちが熱弁を振るった。

 会場には、ホテル総支配人、観光業界関係者など24人のゲスト審査員、弁士の家族・友人4人、教職員30人、会場での観覧を希望した在校生230人が出席。在校生290人はオンラインで視聴した。

 弁論大会は、「表現力、語学力の向上」「同世代間の考え方、価値観の共有」などを目的に開始。今年で31回目を迎えた。「アフターコロナの日本社会のためにホテル・ブライダル業界ができること」「業界への新しい発想や理想について」を論題に、5人が日本語で、5人が英語でスピーチを行った。

 日本語部門最優秀賞には、昼間部ホテル科2年の新屋敷直人さんが選ばれた。ホテルが旅の目的地になるために、わざわざそのホテルや旅館に泊まることが旅の目的となる「WazaWazaホテル」を提唱した。

 英語部門最優秀賞は、昼間部英語専攻科2年の小林かれん桜子さん。「レインボー」のタイトルでスピーチした。ホテリエは、さまざまなバックグラウンドや幅広い国籍を持つ「人」を相手にする職業だからこそ、セクシャルマイノリティであるLGBTQの人々も含めた全ての人が、気持ちよく過ごせるホテルを目指すことが大事だと訴えた。

 審査結果発表と表彰式の後、パークハイアット東京のエルヴェ・マゼラ総支配人がゲスト審査員を代表して総評を行い、ホテル・ブライダル業界を目指す在校生たちに対して、「六つの大切なこと」は、「前向きな姿勢」「謙虚さ」「柔軟性」「学びの継続性」「決してあきらめないこと」「人を愛すること」だと指南した。


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