大韓航空は4日、2020年の暫定業績を発表した。売上高が前年比40%減の7兆4050億ウォン、営業利益が同17%減の2383億ウォン、純損益が2281億ウォンの損失となった。貨物の売り上げが同66%増の4兆2507億ウォンと好調。また、燃料コスト下落のほか、全社的な生産性向上や費用削減などに取り組み、コロナ禍での営業黒字を達成した。
貨物事業部門では、大型貨物機23機の稼働率を同25%高め、旅客機の貨物機への改造などにも取り組み供給量を増加。新型コロナウイルスの検査キットや自動車部品の需要が増え、航空貨物の売り上げを押し上げた。
営業費用は同40%削減。機内食事業やリムジンバス事業、ソウル市内の土地などの資産売却を進めている。
純損失は純利息費用などの影響によるもの。