大韓航空は5月、ポストコロナ時代の空の旅に備え、国際線で国際航空運送協会(IATA)が開発を進めるデジタル証明書アプリ「IATAトラベルパス」の実証実験を行う。IATAトラベルパスは、アプリで搭乗者の新型コロナウイルス検査結果をデジタル証明書として管理するもの。今後は、ワクチン接種記録情報も含む予定。
同社とIATAは、トラベルパス試験運用の業務協約を締結し、4月中に試験運用を行い、5月中に韓国・仁川出発、米国・ロサンゼルス行きの国際線で実際の乗客を対象とした実証実験を行う計画だ。
同社は、新型コロナウイルス予防プログラム「CARE FIRST」のもと、機内消毒、非対面チェックインの活性化、機内食の衛生強化、乗客同士の接触を最小化する搭乗運営など、感染症予防対策を推進している。
同社は「感染症対策を迅速に行い、安全、安心な空の旅を提供する」という。