
「来てな!」をアピールした出発式(JR大阪駅)
ロゴマーク列車などアピール
大阪府・市やJR西日本などでつくる大阪デスティネーションキャンペーン推進協議会は1日、来年4~6月に開催予定の大阪デスティネーションキャンペーン(大阪DC)のプレキャンペーンを開始した。これに先立つ3月24日には、JR大阪駅でプレDCのロゴマーク付き列車の出発式などを行い、プレDCをアピールした。
来年が本番となる大阪DCは、大阪で花の万博が開催された1990年以来35年ぶり。
「来てな!オモロイがいっぱい大阪旅」をテーマに展開するプレキャンペーンは、来年のDCや「2025大阪・関西万博」を見据えて、堺などでの体験型産業観光メニューやプレDC限定の大阪城の特別拝観などのコンテンツを多数用意。大手旅行会社による関連商品の発売に加え、大阪市を基点にした周辺エリアへの周遊観光にも力を入れる。
また、昨年9月にスタートした、大阪メトロ、JR西と関西の私鉄5社によるスマートフォンアプリ「KANSAI MaaS」を活用した周遊企画商品も販売する。
24日の出発式には、横山英幸・大阪市長、永藤英機・堺市長、水口英樹・JR西日本阪奈支社長らが参加。プレDCへの意気込みを語ったのち、テープカットを行い、ロゴマーク付き列車の出発を祝った。出発式には大阪ゆかりのダンスグループ「アバンギャルディ」や2025大阪・関西万博のマスコットキャラクター「ミャクミャク」らも同席し、電車を見送った。
水口支社長は「都市部開催のDCであり、観光素材の掘り起こしや周遊観光の実現など、さまざまな観光施設や私鉄含む他社なくしては実施できないキャンペーンだと実感している。KANSAI MaaSなどを活用しながら、今まで以上に他社と連携して大阪を盛り上げ、本番のDCと万博につなげていきたい」と意欲を語った。
同日はこのほか、同駅イベントスペースで、アバンギャルディや吉本興業のお笑い芸人によるステージパフォーマンスや、大阪錫器などの工芸を体験できるワークショ ップ、大阪の地場産品を販売するマルシェなども開催した。
「来てな!」をアピールした出発式(JR大阪駅)