2025年日本国際博覧会協会は18日、大阪・関西万博の開幕千日前イベントを東京、大阪で同時開催した。東京会場(東京スカイツリータウン)には岸田文雄首相が参加。「成功に向け、政府一丸で準備を進めたい。一層の協力を」と関係者や国民に呼び掛けた。公式キャラクターの愛称発表、スカイツリーの万博色への点灯式も行われた。
岸田首相は「開幕千日前と、大きな節目を迎えた。今日のイベントを契機に大阪・関西のみならず、全国での関心が一層高まることを期待する」「万博の成功に向け自治体、経済界、国民の皆さまに協力をいただき、政府一丸で準備を進めたい」とあいさつ。
博覧会協会の十倉雅和会長も「みんなで作る万博。盛り上げに一層の支援を」と呼び掛けた。
公式キャラクターの愛称は「ミャクミャク」に決まった。歴史、伝統、文化を脈々と受け継ぐ思いを込めたほか、万博のテーマ「命」を連想させる脈を音で表現した。4月26日から5月16日まで公募したところ、3万3197作品が応募。選考委員会(座長=コピーライター、クリエイティブディレクター・仲畑貴志氏)の審査で同作品が選ばれた。
イベント終盤にスカイツリーを万博のイメージカラー赤、青、白でライティング。深夜0時まで点灯し、千日後の開幕へ機運を盛り上げた。
公式キャラクター「ミャクミャク」と岸田首相(前列右から2番目)、十倉会長(同左から2番目)ら