2025年日本国際博覧会協会は10日、大阪・関西万博「パビリオン出展」参加者が内定したと発表した。
公益社団法人2025年日本国際博覧会協会は、企業・団体等による2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)「パビリオン出展」への参加者を内定しました。
当協会は、2021年9月16日より10月29日まで企業・団体等を対象に、大阪・関西万博の会場内でパビリオンを建設し、本万博のテーマに沿って工夫を凝らした展示や演出を行うことにより、来場者に未来社会を感じさせ感動を与えてくれる、チャレンジ精神に溢れるパビリオン出展参加者を募集しました。このたび、当協会にて「パビリオン出展審査委員会」を開催し審査を行い、日本国政府との協議の上、下記のとおり13企業・団体がパビリオン出展参加者に内定しました。
今後、「パビリオン出展」を始めとする企業・団体との様々な共創により、大阪・関西万博の魅力を高めていきます。
■出展参加者(五十音順)
・飯田グループホールディングス株式会社
・一般社団法人大阪外食産業協会
・住友EXPO2025推進委員会
・特定非営利活動法人ゼリ・ジャパン
・玉山デジタルテック株式会社
・電気事業連合会
・一般社団法人日本ガス協会
・日本電信電話株式会社
・株式会社バンダイナムコホールディングス
・株式会社パソナグループ
・パナソニック株式会社
・三菱大阪・関西万博総合委員会
・吉本興業ホールディングス株式会社
■「2025年日本国際博覧会 パビリオン出展」審査委員会
審査委員会の概要は以下のとおりです。
(1)審査委員 (五十音順)
池坊 専好 2025年日本国際博覧会 シニアアドバイザー
石川 勝 2025年日本国際博覧会 会場運営プロデューサー
コシノ ジュンコ 2025年日本国際博覧会 シニアアドバイザー
ウスビ・サコ 2025年日本国際博覧会 シニアアドバイザー
藤本 壮介 2025年日本国際博覧会 会場デザインプロデューサー
山崎 直子 2025年日本国際博覧会 シニアアドバイザー
(座長)吉田 憲司 2025年日本国際博覧会 シニアアドバイザー
※委員が申込者と利害関係を有する場合など、申込者・提案内容に応じて一部の委員は審査に参加しておりません。
(2)審査結果(総評)
「2025 年日本国際博覧会 パビリオン出展」審査委員会審査結果(総評)
○過去 5 度、日本で開催された万博において、日本経済・社会をけん引してきた数多くの企業・団体が民間特有の自由な発想や構想力で、時々のテーマを解釈し、時代性の反映と共に未来への期待を膨らませる魅力ある展示を行ってきた。
○今回の大阪・関西万博においても、現在の日本経済・社会をけん引する企業・団体や、これからの日本の進むべき道筋を提案するチャレンジ精神に満ち溢れた企業・団体、地元大阪・関西の活力を感じさせる企業・団体、NPO 等から、相当数かつ独自の視点や表現に基づく多彩な応募があった。
○「いのち輝く未来社会のデザイン」という本万博のテーマに沿って深く考えられた提案や、参加者が当事者として主体的に参画できる仕組みの提案、地球規模の課題をその背後にあるものを含めて考えさせるスケールの大きな企画、来たるべき未来と人類の可能性を展望する企画。一人ひとりがいのちを見つめ直す機会を提供する提案など、2025 年の日本で開催する国際博覧会にふさわしい企画・計画、企業・団体が出揃った。
○審査で選ばれた出展予定者は 13 者。以下のとおりである。
・飯田グループホールディングス株式会社
・一般社団法人 大阪外食産業協会
・住友 EXPO2025 推進委員会
・特定非営利活動法人 ゼリ・ジャパン
・玉山デジタルテック株式会社
・電気事業連合会
・一般社団法人日本ガス協会
・日本電信電話株式会社
・株式会社バンダイナムコホールディングス
・株式会社パソナグループ
・パナソニック株式会社
・三菱大阪・関西万博総合委員会
・吉本興業ホールディングス株式会社
(五十音順)
○個別提案の内容について、現時点では公表しないが、未来の日本と世界のサステナビリティに向けた大きな期待、万博成功に向けた確かな手応えを感じる内容となった。企業・団体が社会的責任や地球的規模での課題に真正面から向き合った提案が多数あり、民間パビリオンへの期待が膨らむ
〇魅力溢れる民間パビリオンの実現に向けて、各出展予定者に対しては、具体的に以下のことを期待する。
・コロナ禍の時代にも合った本万博の「いのち輝く未来社会のデザイン」というテーマを、各出展予定者が、それぞれの解釈により、来場者にわかりやすく伝え、未来に向けて明確な方向性を示していただきたい。
・また、2025 年は、本万博が掲げる SDGs の取り組みの集大成を示す機会であり、かつその先を見据える良い機会でもある。各パビリオンでは、SDGs の先にある未来を提示いただきたい。
・さらに、過去の万博においても、民間パビリオンは高い人気を博したが、「アート」や「遊び」といった側面にも意を用い、来場者が楽しめる内容としていただきたい。
〇開幕まで間もなく 3 年。計画、設計、建設、展示準備を考えると、時間は限られている。2025年日本国際博覧会協会に対しては、出展参加する企業・団体との「共創」のプロセスを通じ万全の準備で臨んでほしい
(ご参考)当協会公式Webサイト「出展・協賛」専用ページの「パビリオン出展」