大谷山荘「高付加価値戦略」学ぶ リョケン、164回旅館大学セミナー開催

  • 2020年1月14日

 旅館・ホテルの設備投資や改装工事、社員研修、販売促進などのコンサルティングを行うリョケン(静岡県熱海市、佐野洋一社長)は12月11、12日、山口県長門湯本温泉の大谷山荘で「旅館大学セミナー」=写真=を開講した。164回目となるセミナーには、全国から旅館経営者、幹部ら約100人が参加。長門湯本温泉の観光まちづくりへの取り組みや大谷山荘の高付加価値戦略を紹介する講座などを行った。

 会場となった大谷山荘は、時代の変化に対応する投資を続け、125室の大規模旅館でありながら個人旅行にも完全対応している。素朴な日本のおもてなしを表現する顧客本位の経営に取り組み、1室当たりの売り上げは年間2500万円と高い水準で推移している。

 セミナー初日の11日には、大谷山荘社長の大谷峰一氏が「大谷山荘の高付加価値戦略『顧客志向と高質化へのこだわり』」、同副社長の大谷和弘氏が「長門湯本温泉観光まちづくり計画~みんなで創るまちづくり、長門湯本温泉の目指す風景~」をテーマにそれぞれ講演した。

 大谷社長は、高質化へのこだわりとして(1)山草花のおもてなし(山野草でお迎え)(2)環境設計(自然と調和した設計)(3)五つのレストラン(個人化への対応)(4)パブリック施設(天体ドーム、ギャラリー、アコースティックライブ)(5)客室の多様性(28タイプの客室)―の五つを挙げた。また、時代の変化に対応する設備投資の重要性を説いた。

 大谷副社長は、旅館組合や地元行政自治会が中心となり進める施策について「地域は、団体から個人へとシフトする市場の変化についていけてなかった。今は、星野リゾートの誘致や古民家をリノベーションするなど、地域資源を最大限活用している」と紹介した。今後は、地域会社「湯元エリアマネジメント」を立ち上げ、観光地経営を行い、入湯税を活用したマーケティングや受け入れ環境整備を行う方針を示した。

 2日目の12日には、リョケンによる「令和2年旅館の経営指針」の発表が行われ、付加価値向上への取り組みや希望が持てる「会社の見える化」への取り組みを紹介した。

 次回の旅館大学セミナーは、7月14、15日の2日間の日程で、新潟県月岡温泉の白玉の湯泉慶・華鳳で開催される。

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