夜景観光コンベンション・ビューローは、「日本三大イルミネーション」を発表した。
一般社団法人 夜景観光コンベンション・ビューロー(東京都中央区/代表理事:丸々もとお)では、2017年10月20日(金)、栃木県足利市で開催した「夜景サミット2017 in足利」において、日本を代表するイルミネーションブランド『日本三大イルミネーション』を発表、認定授与式を行いました。
■『日本三大イルミネーション』認定の背景と目的
今や「夜景」と言っても様々です。日本のイルミネーション文化は電球が誕生して以降、クリスマスの賑わいや、寒々しい冬の季節に温かみを与える装飾の光であった時代から独自の進化を遂げ、人々を楽しませる夜のエンターテインメントとして急速に発展・進化しています。
もちろん、国内でのLED普及が大きく貢献していますが、忘れてはならないのが、全国各地で夜の観光集客イベントとしても成立している側面です。無料のイルミネーションはもちろん、全国の観光施設や公園等では、有料のイベントも続々と誕生し、全国のイベントは年々増え続けています。
また最近では、冬の風物詩であったイルミネーションが、春・夏・秋にも開催されるようになりました。特に地方都市では、滞在型観光促進の起爆剤としてイベントを開催し、地域活性化の一助を担っています。
当団体では「世界新三大夜景」「日本新三大夜景」「関東三大イルミネーション」のほか、
本年で5回目を迎える「イルミネーションアワード」など多数のイルミネーションブランドを創設。全国イルミネーションの魅力発信を通じて業界全体の活性化を図ってきました。
今回、“イルミネーション戦国時代”と称される近年の集大成として「日本三大イルミネーション」を決定。
同ブランドの認定をきっかけに、イルミネーション文化がますます発展し、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けても、日本のイルミネーションが誇る
クリエイティブな側面や技術力を生かした夜間エンタテインメントの魅力を世界へ発信していきます。
■日本三大イルミネーションについて
このたび認定された「日本三大イルミネーション」以下の通りです。
<1>北海道札幌市「さっぽろホワイトイルミネーション」
昭和56年にスタートした国内イルミネーションイベントの元祖。その歴史は深く、開催当時はニューヨークのクリスマスツリーにならって電飾が施された。
現在は大通り公園1丁目~8丁目まで大規模に開催し、雪景色との共演する美しさに惹かれ、
世界各国から多くの観光客が訪れている。
オランダの街並みを再現したテーマパークで開催されている、国内最大1300万球の光や最新技術によって創りあげられるイルミネーションイベント。夜景鑑賞士が選ぶイルミネーションアワードにおいても、総合エンタテインメント部門において、4年連続で全国第一位を獲得。
LED約400万級によって花の世界を彩る真冬の光の祭典。第四回イルミネーションアワードではイルミネーション部門で全国第一位にも選出され、“関東三大イルミネーション”にも認定されている。国内唯一無二の様々な演出を創造し、3ヶ月の期間で60万人もの来場者が訪れるイベント。
◇2017年4月
(一社)夜景観光コンベンション・ビューロー内、日本三大イルミネーション認定委員会の設置
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◇同年5月
検証7項目をクリアした全国のイルミネーション候補地より選択
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◇同年7月
イルミネーションアワード(第1回~第4回)投票結果による得点化
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◇同年9月
全国5,212名の夜景鑑賞士による投票
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◇同年10月
日本三大イルミネーションの決定、及び管轄行政・団体への報告
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◇2017年10月20日
「夜景サミット2017 in足利」における正式発表、認定授与式
※夜景検定による認定者(1級・2級・3級)は過去9年間の実施により全国に5,212名に及び、
夜景を専門とする国内最大のネットワ-クです。さらに夜景検定の上位団体(1級取得者)であ
る日本夜景遺産事務局を含めた総勢により「日本三大イルミネーション」を認定。
本件は、地の観光活性化はもちろん、イルミネーションがもたらす幸福感を全国の人々に啓蒙すると共に、今まで以上に多くの方々に楽しんでいただきたいという想いから今回の認定を行っています。全国には多々のイルミネーションが存在していますが、日本全域をテーマとしたイルミネーション認定ブランドは本邦初であり、「日本新三大夜景」「世界新三大夜景」のように、愛され、認知され続ける特性を持つことになります。なお、本認定はイルミネーションの日々の進歩・進化の観点から3年に一度の再認定を行うことと定めています。
<認定検証項目>
(1)敷地を生かし、LED照明を効果的に活用したイルミネーションであること。
(2)照明演出について、エンターテインメント性溢れる演出を抱いていること。
(3)照明演出について、オリジナリティがいかんなく発揮されていること。
(4)演出・サービスが毎年拡張し、翌年以降への期待感を有していること。
(5)会場は回遊性であり、子どもからお年寄りまで幅広い方々に親しまれていること。
(6)管理・運営するスタッフが情熱を持って演出及びサービスを行っていること。
(7)レストラン・売店・土産等の飲食・サービスが充実していること。