
国交省が外客誘致のため、文化観光をテーマにモニターツアーを実施。 日本画の制作体験など普段できないことに感激もひとしお(東京都台東区で)
国土交通省はこのほど、日本の歴史や伝統文化を理解してもらうことで外国人観光客の誘致、リピーター化を促進しようと、文化観光をテーマにしたモニターツアーを東京都の上野、谷中地区で実施した。外国人7人が参加。今回は日本画にスポットを当て、展覧会やアトリエを案内、画材を使った作成体験などの機会を提供した。
ツアーのコーディネーターは、国交省が設置している文化観光懇談会の委員で「玄」代表取締役の政所利子氏。ガイドは画家の桐谷逸夫氏らが務めた。参加者は、中国、韓国、フランス、アメリカなど5カ国の在留外国人。
一行は、東京藝術大学で開催中の企画展を見学し、日本画の再生に貢献した岡倉天心について学んだほか、アメリカ出身の日本画家、アラン・ウエスト氏のアトリエなどを見学。このほか、金箔や銀箔、顔料などを使った日本画の作成体験も楽しんだ。
参加者からは「普段は体験できない内容で日本文化の理解につながる良い機会になった」などの感想が聞かれた。国交省では、アンケートを回収し、今後の文化観光の普及に生かしていく。

国交省が外客誘致のため、文化観光をテーマにモニターツアーを実施。
日本画の制作体験など普段できないことに感激もひとしお(東京都台東区で)