国土交通省とビジット・ジャパン・キャンペーン(VJC)実施本部は2月21日、お土産を通じて日本の良さをアピールしようと「VJC魅力ある日本のおみやげコンテスト2008」を東京都内のホテルで開いた。今年で4回目。選考委員会(吉村作治委員長)は風鈴など「日本らしい」「持ち運びやすい」商品を基準に応募のあった計100品目から、部門賞12品目、地域賞12品目の計24品目を決めた。(2面に受賞商品)
部門賞は4部門で金、銀、銅賞を選定。金賞を受賞したのは地元産原材料を使った食品部門が「南部せんべい手焼きセット」、職人技部門は「江戸切子風鈴・桜」。今回新設したエコ部門、クールジャパン部門では「あらたしキャンバススクエアバック」、「日本のアート消しゴム」がそれぞれ受賞した。
地域賞はVJC重点市場国・地域出身者の審査員が選定。招き猫など「日本を連想させる」(タイ、シンガポール出身の審査員)土産だけでなく、ワインキャップや柚子こしょうなど母国での流行や好みを反映した商品も選ばれた。
松島みどり国土交通副大臣は「国による買い方や好みの違いが面白い。ぜひお土産を通して日本の魅力をPRしてほしい」とコメント。吉村委員長は「日本の力をPRするには『先端技術』部門を設けるべきだ」と提案、次回コンテストに向けて意欲を見せた。
受賞商品は一定期間、成田、関西、中部、羽田の各国際空港内で展示販売する予定。

受賞商品を手に取る松島副大臣(中央)