日本政府観光局(JNTO)は、外国人観光客の満足度向上に顕著な実績を上げた観光案内所として、ユニバーサルツーリズムへの対応に積極的に取り組んだ東京シティアイ観光情報センター(東京都千代田区)など5カ所を表彰した。3月2日に東京都内で開催された観光案内所向けの研修会の中で、JNTOの清野智理事長から各案内所の代表者に表彰状が手渡された。
観光案内所を表彰する取り組みは初めて。対象は、インバウンド対応で一定の要件を満たす施設をJNTOが認定した「JNTO認定外国人観光案内所」。表彰に当たっては、認定案内所による外国人観光客向けの取り組みを三つの部門で募集して審査した。
「多言語コミュニケーション・ホスピタリティ・提案力の磨き上げ」部門では、3カ所を表彰した。JR東日本トラベル・サービス・センター秋田(秋田市)は、チケットケースを作成し、チケットの折り曲げなどのトラブルを改善した。函館空港総合案内所(北海道函館市)は、道南や函館で活躍する人々の情報をカードにしてローカルな魅力を発信。桜木町駅観光案内所(横浜市)は、多岐にわたる質問に答えるための情報収集、スタッフ間の情報共有で成果を上げた。
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