外国人レンタカー事故防止へ~国交省、ETCデータ活用で対策

  • 2017年9月11日

 国土交通省は、訪日外国人観光客のレンタカーでの事故を防止するため、「ETC2・0」車載器で収集したデータを活用した事故対策に取り組む。近く5地域程度で実証実験を開始。事故の起きやすい個所を特定し、ピクトグラム(絵文字)の標識、多言語の看板の設置などの対策を講じる。

 レンタカーを利用する訪日外国人は、2011年から15年までの5年間で約4倍に増えたとされ、死傷事故も増えている。沖縄県レンタカー協会の調査によると、16年の沖縄県内の物損を含む外国人によるレンタカー事故は9648件で3年間で約3倍に増えた。

 国交省では、外国人のレンタカー利用が多い地域を5地域ほど選び、地元のレンタカー事業者、警察、観光部局などと連携して実証実験を行う。

 事故対策に活用するETC2・0は、自動車側のETC車載器と、道路側に設置されたアンテナとの高速、大容量、双方向の通信が可能なシステム。急ブレーキや急ハンドルといった走行履歴などのビッグデータが収集、解析でき、事故の未然防止などへの活用も期待されている。

 実証実験では、ETC2・0車載器から収集する急ブレーキなどのデータ、レンタカー事業者が持つ事故発生データなどをもとに、外国人ドライバーに特有の事故危険個所を特定する。その上で(1)カラー舗装やピクトグラムを活用した標識の設置(2)多言語の注意看板の設置(3)多言語パンフレットの作成―などの対策を実施する予定。

 すでに外国人観光客のレンタカー利用が多い沖縄、九州では、外国人が運転する一部のレンタカーから、ETC2・0車載器、ドライブレコーダーを通じて急ブレーキのデータを収集している。

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