
記念公演の一つ、阿波おどり
伝統芸能の伝承、普及に取り組む一般財団法人・地域伝統芸能活用センター(中村徹会長)は9日、30年にわたり実施してきた地域伝統芸能全国大会、および顕彰事業が2022年度に終了したことを踏まえ、9日、東京プリンスホテルで「地域伝統芸能全国大会のフィナーレと感謝の会」を開催した。
当日は記念公演が行われ、「銚子はね太鼓」(銚子はね太鼓保存会)、「鶴見の田祭り 神寿歌」(鶴見田祭り保存会)、「鷺流狂言 清水」(山口鷺流狂言保存会)、「篠笛演奏と寿獅子舞」(香川良子と香川社中)、「奄美の島唄」(川畑さおり)、「阿波おどり」(NPO法人東京高円寺阿波おどり振興協会)が披露された。
これら伝統芸能は、地域伝統芸能大賞地域振興賞や奨励賞、活用賞などを受賞している。阿波おどりには他の演者も参加し、フィナーレを飾った。
式典であいさつした中村会長はセンターの歴史を振り返り、「センターとして最後の催しとなるが、全国大会を通して地域の発展に貢献したと自負している。全国大会には1600を超える団体・個人が参加し、総勢6万人に出演していただいた。観客数は420万人に達した」と成果を誇るとともに、携わった人々に感謝の言葉を述べた。
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