
大阪府から今年入組した豊永さん(5月13日、飛騨信組本店)
高山信用金庫(岐阜県、坂口秀平理事長)と飛騨信用組合(岐阜県、大原誠理事長)は、新卒採用を営業区域外からの受け入れで補完している。インターンシップで地元の魅力を県外学生にアピールし、〝地域愛〟を醸成する。
両者が本店を置く高山市では、若者人口やのUターン就職が減少傾向にある。岐阜市から約130キロ離れていることもあり「人材紹介業者も中途採用の支援に消極的」(高山信金人事戦略課の新井慎一課長)という。こうした状況から、同信金は20年度から域外採用に着手。関東や九州地方などから2024年4月採用の1人を含む計5人採用した。新井課長は「雇用継続による定住で市内人口増加の一助にするとともに、庫内に新たな風が吹き込むことも期待して導入した」と話す。【記事提供:ニッキン】
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