国土強靭化、地方創生など6項目の政策提言を採択 自民党二階派、ソウルで夏季研修会


韓国の国立墓地「顕忠院」で記帳する二階氏(前方中央)

 自民党の政策集団「志帥会」(自民党二階派)は7月31日から8月2日まで、韓国・ソウルで夏期研修会を開催。「外交・防衛・国際交流」などをテーマに11氏が講演したほか、国土強靭化、地方創生など6項目からなる政策提言を採択した。     

 政治解説者の篠原文也氏は「日韓観光交流とIR」をテーマに講演。日本の観光交流人口拡大を図る上で、家族がともに楽しめる「統合型リゾート」(IR)の整備促進が急務だと強調した。

 韓国の文正仁(ムン・ジョンイン)大統領統一外交安保特別補佐官は「最近の朝鮮半島情勢の現状と展望」、慶応大学の小此木政夫名誉教授は「米朝首脳会議と非核化問題の展望」をテーマに、それぞれ所見を述べた。

 ソウル大学国際大学院の朴喆熙(パク・チョルヒ)院長は、日本での国会議員秘書経験を背景に「日韓協力が必要な理由」を説明。外交評論家の岡本行夫氏は「東アジアの安全保障と日韓関係」について、現状と将来展望を述べた。

 経団連の藤原清明常務理事は「経済界にとっての重要課題」、韓日親善協会の柳興洙(ユ・フンス)会長代行は「最近の朝鮮半島情勢」をそれぞれ解説。

 大正大学地域創生学部地域創生学科の小峰隆夫教授は「日本とアジアの人口変化」について、その社会に与える影響の大きさを指摘した。

 交流会では韓国側から文喜相(ムン・ヒサン)国会議長、朴三求(パク・サムグ)全経連副会長・クムホ・アシアナグループ会長らが参加。日本側参加者と和やかに懇談した。

 日本からの一行は、韓国の歴代大統領や戦没者をまつる国立墓地「顕忠院」を参拝。議員団は南北軍事境界線の板門店を視察した。

 「国土強靭化、地方創生、財政健全化投資を本格的に軌道にのせる」「謙虚な保守政治を堅持し、戦後レジュームからの脱却を完成させる」など、6項目の政策提言も採択した。


報道陣のカメラも入り、内外から注目された志帥会の夏期研修会


韓国の国立墓地「顕忠院」で記帳する二階氏(前方中央)

 
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