観光・行楽市場は31%増
日本生産性本部は10月26日、「レジャー白書2023」を発表した。それによると、「国内観光旅行」(避暑、避寒、温泉など)の22年の参加人口は4080万人(前年比850万人増)となり、19年以来の首位になった。新型コロナ禍に伴う行動制限の解除を受け、「国内観光をはじめとする、外出を伴うレジャーが参加人口上位に戻り始めている」と白書は指摘する。白書は通算47号目で、同31日に発行された。
前年1位だった「読書」(仕事、勉強などを除く娯楽としての)は210万人減の3700万人で、3位にランクダウンした。ランクを上げたのは「国内観光旅行」のほか、「ドライブ」(3300万人)や「複合ショッピングセンター、アウトレットモール」(2590万人)など。
22年の余暇関連市場規模は62兆8230億円で、前年比12.7%増。「全体としてコロナ禍による急激な落ち込みから回復に向かっているものの、コロナ禍前の19年比では86.9%の水準にとどまっている」としている。
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