国内宿泊客、前年上回る 旅館協会北海道10月


 日本旅館協会北海道支部連合会は10日、宿泊実績調査の10月の結果を発表した=表。対象施設125軒のうち110軒が回答。前年同月比で宿泊人員は15.5%減、売り上げは3.8%減となった。Go Toトラベルキャンペーンによる集客効果で、国内客については前年同月の実績を上回った。

 宿泊人員の月別の前年同月比は、7月が61.9%減、8月が46.8%減、9月が35.2%減で推移していた。

 10月の宿泊人員の内訳は、訪日客は入国制限などが続き前年同月比99.8%減だが、国内客は同3.2%増と大きく持ち直した。

 10月1日からGo Toトラベルキャンペーンに東京都が含まれ、宿泊客が増加。団体や修学旅行の受け入れも増加した。

 回答旅館からは、10月の動向について次のような声が上がった。 

 「前年とあまり変わらない数値にまで回復してきている。Go Toキャンペーンによる効果も大きいと思う」

 「Go Toを絡めた本州からのツアーが急増した」

 「修学旅行生が昔のようにたくさん来てくれるようになった」 

 「例年より全般的にドライブをする車が増えているような気がする」

 「平日はビジネスの連泊利用が増えてきている」

 「Go Toは温泉施設を備えたリゾート系の比較的高価格帯ホテルに流れており、宿泊特化型施設との差が顕著」

 「Go Toにより週末の稼働は上昇したが、平日がさっぱり」

 「北海道の感染者が増加しているのが気になる」

 
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