国土交通省は、「水の里」(ダム周辺など河川の上流部にあるまちや村)の活性化を図る「“みずのめぐみ”とふれあう水の里の旅コンテスト2018」について、一般部門の最優秀賞と特別賞である「絶景賞」に「越後湯沢温泉観光協会 雪国観光舎 越後湯沢温泉」(新潟県湯沢町、南魚沼市、十日町市、津南町)を選んだ。
同コンテストは、水の里の観光資源を活用した旅の企画を表彰するもので、2010年から実施している。12月18日、東京・霞が関の同省で表彰式が行われた。
最優秀賞のテーマは「こころプレミアム 雪国の宝物 雪がもたらす恵みの水を訪ねて 今しか見れない特別観覧インフラと桜・里山料理と美酒のマリアージュ」。雪国観光圏の一部、雪国の恵みと喜びが一番感じられる早春を、視覚や味覚など六感で体験する3日間の旅。
審査員からは「水の張った春の棚田の風景や竜ヶ窪、雪景色がとても美しく、それら全てが水とつながっている点が素晴らしい」との声が挙がった。
一方、学生部門では比治山大観光振興ゼミ2年(鳥取県)が最優秀賞と絶景賞を受賞。テーマは「扇ノ山を源とする殿ダムと浦富海岸、『旬』体感ツアー~人と水とが創造する、遊・食・景 その見聞はきっと永遠になる~」。
インフラツーリズムにつながることや、山の源流から海の下流までを網羅し、食やアクティビティの面でも水の豊かさを体験できる点などが評価された。