国土交通省は、ホテル・旅館の設計者、建築主などを対象に、バリアフリー客室の「建築設計標準(追補版)」に関する講習会を全国4都市で7月に開催する。7日に参加申し込みの受け付けを開始した。
今年3月に公表した「ホテル又は旅館における高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準(追補版)」の内容などを周知する。追補版では、バリアフリー客室の設置基準の見直しに加え、多様なニーズに対応した客室モデルや優良事例の追加など、従来の建築設計標準を充実させた。
講習会の対象者は、建具・設備メーカーを含むホテル・旅館の設計者、建築主、審査者、施設管理者、行政など。
プログラムは、東洋大学名誉教授の髙橋儀平氏による講義「バリアフリー法の改正とこれからのホテル・旅館整備のあり方」、国交省担当官による「建築設計標準(追補版)」の解説、質疑応答などの予定。講習会の時間は2時間程度。参加費は無料。
講習会の開催地、日程は、東京=7月10日午後1時30分~、亀戸文化センター(江東区)▽札幌市=7月12日午後2時~、TKP札幌駅カンファレンスセンター▽福岡市=7月16日午後2時~、福岡県自治会館▽大阪市=7月17日午前10時~、グランキューブ大阪(大阪府立国際会議場)。
参加には事前の申し込みが必要で、締め切りは開催日5日前まで。
申し込み先は、バリアフリー追補版講習会の事務局のホームページ(https://koushuukai.com/barrierfree/)。