4月5日から5月31日まで長野市で行われていた善光寺御開帳の効果で、周辺の観光関連産業の売り上げが好調だったことが分かった。日本銀行松本支店がこのほど発表した。ETC休日割引の効果もあって参拝者が大幅に増加。周辺の飲食店、土産店だけでなく宿泊施設などの売り上げも増加したという。
同支店のまとめによると期間中の参拝者数(速報値)は、673万人で過去最高を記録。前年比5倍となった。7年前の御開帳時の628万人を45万人上回った。観光関連業施設などに聞き取り調査を行ったところ、長野駅付近のホテルでは期間中の稼働率が8〜9割と好調。湯田中・渋温泉郷でもゴールデンウイーク(GW)期間中の宿泊客は前年比1割増となった。
善光寺付近のそば店の売り上げは例年の倍、長野駅周辺の土産物販売店ではGW期間中の名産品の売り上げが前年比5割増になるなど好調だったという。