商工会議所、青森で観光振興大会開催


旅と健康のかかわりについて意見が交わされたパネルディスカッション

旅と健康のかかわりについて意見が交わされたパネルディスカッション

 日本商工会議所は、青森県商工会議所連合会、青森商工会議所と共催で3〜5日、青森県青森市で全国商工会議所観光振興大会を開いた。全国から商工会議所関係者ら約1200人が参加。旅と健康についてパネルディスカッションなどを行ったほか、全国の商工会議所を挙げて健康をテーマにした着地型観光の振興に取り組むという方針を示した「青森アピール」を採択した。

 大会では「全国商工会議所きらり輝き観光振興大賞」の各賞受賞会議所を表彰したほか、大賞を受賞した松山市商工会議所の事例を紹介。講評を行った須田寛・日商観光専門委員会委員長は、昨年の商工会議所による観光振興の取り組みについて、産業観光などのニューツーリズムと着地型観光の2つの潮流があり、特に食をキーワードにした取り組みの盛り上がりを象徴的なできごとと紹介。その上で今後取り組むべき事項として、(1)観光の広域ネットワークづくり(2)地産地消の振興(3)MICE活用によるインバウンド需要の取り込み──の3点を挙げ、「1つひとつの観光資源の掘り起こしとそれらを結び付けてのストーリー付け、情報発信の核として全国の商工会議所のネットワークが働くようになってほしい」と参加者に訴えた。

 このほか「『旅と健康』新しい価値創造に向けて」をテーマにしたパネルディスカッションでは、丁野朗・日本観光協会常務理事をコーディネーターに、石森秀三・北海道大学観光学高等研究センター長、高橋伸佳・JTBヘルスツーリズム研究所所長、石井宏子・温泉トラベル研究所代表、九戸眞樹・青森県観光連盟専務理事がパネリストとして登壇し意見交換。サービスマーケティングや具体的なプログラムづくりの必要性や、町を上げた「健康」への機運向上の重要性などについて考えを取りまとめた。

 次年度の全国商工会議所観光振興大会は、福岡・北九州、山口・下関で開催予定。

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