10月28日に実施された今年度1回目の「和食検定」の結果について、主催する和食検定本部がこのほど発表した。コロナウイルス感染症の影響が懸念されたが、「初級」「基本」「実務」の各レベルを合わせた受験者総数は506人となり、昨年10月に実施された前回の416人を上回った。
和食検定は、日本の食文化を正しく理解し、正しく伝えるための基礎知識の普及と、和の食文化を継承し発信していくために必要な専門知識と実務知識の理解度を測るための筆記試験。今回は「第13回初級レベル」と「第21回基本レベル」「第12回実務レベル」の各試験が行われた。
初級レベルは受験者数262人、認定取得者数185人(認定率70.6%、前回69.9%)。基本レベルは同213人、57人(26.8%、37.9%)。実務レベルは31人、20人(64.5%、72.0%)だった。
今回はJTB協定旅館ホテル連盟の協力によって加盟施設からの新規の申し込みが多数あった。また、今まで申し込みの少なかった北陸地方や中国地方からの受験もあり、少しずつ全国に受験者の層が広がっているという。