
和歌山県は1日、同県の魅力を最大限に伝えるため、新しいキャッチフレーズとロゴ=写真=を作成したと発表した。キャッチフレーズは「聖地リゾート! 和歌山」。高野山、熊野などの観光素材を抱える和歌山県は、「日本人の聖地であり、リゾート地でもある旅のふるさと」と訴求していく。
2024年の世界遺産登録20周年、25年の大阪・関西万博など和歌山県の観光産業にとって追い風となるイベントが今後、数多く開催される。この好機に新キャッチフレーズ・ロゴを活用し、県内市町村・関係団体などと共に新しい観光ブランディングを行う。
和歌山県では、高野山、熊野に代表される「Spirituality(精神性)」と、SDGsにもつながる自然の豊かさに象徴される「Sustainability(持続可能性)」、豊かな自然から生み出される上質な「Serenity(静謐(せいひつ)さや静けさ)」を、これからの県観光を売り出していくのに大切な三つの「S」と位置付ける。
新キャッチフレーズを活用し、古くから神々の棲む聖地をはじめ豊かな自然に育まれた文化・歴史、温泉、食、アミューズメントなどの聖地を生み出し、併せて全ての人々を寛容に迎え入れ、訪れた人々の心や体を癒やしてくれるリゾート地として親しまれてきた「聖地リゾート! 和歌山」の魅力を提案していく。
ロゴマークは、世界遺産登録20周年や大阪・関西万博に向けたプロモーションや観光PRポスターなどで使用するほか、県公式観光サイトで公開し、旅行商品パンフレットやメディア、SNSなどで活用してもらう。