和歌山県南紀白浜温泉むさし(沼田久博社長、987人収容)は、「葵館」14階から16階の26室を特別客室「和邸(なぎてい)」として来年1月1日オープンする。
純和風旅館として高い評価を得ている同館。今回、自然との調和、心のふれあい、和のくつろぎをコンセプトにリニューアルした。「和風の質感をさらに上げ、情緒的なサービスでリピーターを増やしたい」と同館横田浩常務。
専任の調理士がつき、郷土料理を主体に、旬の素材を生かした手作りの京風料理を提供する。寝具類は特別オーダー。浴衣もハイクラスのものを用意し、女性客におしゃれを楽しませる。接客面では専属のサービス要員を配置し、きめ細やかなもてなしに努める。すべての面で既存の施設と差別化を図った。
客室の窓越しに太平洋と白良浜海岸が眺望できる。「朝日、夕日が海面に映る光景は感動的で素晴らしい一語に尽きる」。
オープン記念として、1月から3月まで期間限定で「紀州本九絵会席」を中心に、新鮮な海の幸を提供する。1人2万5千円。1室3人の場合1人2万3千円。4人から6人の場合1人2万1千円。
和邸の寝具