群馬県吾妻郡の町村と観光協会などで組織する吾妻観光連盟(田村徹会長)はこのほど、来年の春夏に予定されているイベントなどをオンライン上でPRした。参加したのは中之条町、長野原町、嬬恋村、高山村、東吾妻町。
中之条町の四万温泉観光協会は、四万湖や奥四万湖でのカヌーやSUP体験などのアクティビティ、夜の四万温泉街を散策する「ちょうちんウォーク」などをアピール。ちょうちんウォークは7月中旬から8月下旬の毎週金曜日に実施するが、「回数を増やすことも検討する」という。
今春にグランドオープンした「中之条ガーデンズ」では、5月末から6月中旬にかけての春バラが見頃の時期を「ローズガーデンフェア」と銘打ち、期間中、ワークショップなどのイベントを開く。
長野原町は「川原湯温泉あそびの基地NOA」でのキャンプやバーベキュー、水陸両用バスを利用した「YAMBAダックツアー」などを紹介。ダックツアーは4月下旬から11月末ごろまで運行する予定。ネットから予約もできるようにする。
また、約1500人の犠牲者を出した1783(天明3)年の浅間山噴火泥流の、被害家屋などを展示する「やんば天明泥流ミュージアム」(今年4月オープン)は11月中旬に入館者数が1万人を突破。10月以降は小学生などの団体予約も増えているという。
嬬恋村は、(1)ぐんま県境稜線トレイル(2)新アクティビティ「ASOBOINA嬬恋」(パルコール嬬恋リゾート)(3)サイクルツーリズム(4)ワーケーション×ツーリズム―をPR。このうち、(3)では浅間山を囲む6市町村でe―Bike(イーバイク)のコースを選定したり、(4)では浅間ハイランドパークのボウリング場を改装し、新たにリゾートワーキングスペースを設置することで移住や企業進出の達成を目指すとしている。
高山村では、人の少ないのどかな村で過ごしてもらおうと、コテージでの夏休みを提案。また、スタンプラリー「たからのやま巡り」(来年5月1日まで)を開催。専用の手ぬぐいをスタンプラリー台帳にし、村のおすすめの場所をポイント地点として巡ってもらう。ポイントを集めると温泉割引券などがもらえる。
東吾妻町の目玉は自転車型トロッコ「アガッタン」の運行。吾妻峡や日本一短かった「樽沢トンネル」を体感できる関東唯一のアトラクションという。
今年1月オープンした「岩櫃(いわびつ)真田忍者ミュージアム」(愛称・にんぱく)は、手裏剣など300点ほどを並べた国内最大級の忍者関連の展示施設。4月からは新アトラクション「レーザートラップ・ゴー・スルー」がスタートする。