台湾南部の4都市から市長、県長の4人と観光業者らが来日し、日本の旅行会社に向けた観光PR・商談会と、一般に向けた合同観光展示会を東京都内で開いた。南部4都市が「南台湾」として、共同で観光プロモーションイベントを開くのは今回が初めて。
来日したのは、高雄市の陳菊市長、台南市の頼清徳市長、屏東県の潘孟安県長、澎湖県の陳光復県長の4人。
7日、東京・江東区のホテルイースト21で開いた観光説明会「南台湾COLOR4」には4人が登壇し、それぞれの観光の魅力を語った。
「高雄は鉄道と港湾文化で栄える台湾第2の都市だが、台湾有数の観光都市でもある。最近では農業局の主導で、一日農家体験プログラムなども提供している」(陳市長)、「台南には、人情や建物など昔の日本の良さが数多く残っている。家に帰ってくるような気持ちで訪れてほしい」(頼市長)、「台湾最南端の半島に位置する屏東は、花と果物のパラダイス。青い空、青い海、白い砂浜が広がっている」(潘県長)、「90もの島々からなる澎湖諸島は台湾内でも人気のリゾート地。日本とつながりの深い史跡も残っている」(陳県長)などと話し、南台湾への送客を呼びかけた。
8~13日の6日間は、観光展示会「『南台湾、新体験』四県市展」をJR東日本グループが運営するイベントスペース「マーチエキュート神田万世橋」(東京・秋葉原)で開催。台湾に精通する専門家を招いたトークイベントも開いた。