「元気な関西」の姿を海外へ発信しようと、関西広域機構、関西国際空港全体構想促進協議会、関西国際空港は連携し、6月23日から25日、台湾のメディア招聘ツアーを実施した。新型インフルエンザの風評被害により落ち込んだ海外からの観光客の増加、関西国際空港の利用促進を目的に行われ、台湾から7人のメディア関係者が参加。神戸、京都、大阪の3都市を取材した。
京都では、京都府庁で山田啓二知事と面会。新型インフルエンザの影響について、台湾メディアからの質問に、山田知事は「5月だけでキャンセルが24万人あった。京都は『安心しておこしやす宣言』を出し、インフルエンザに対しきちんと対応しており、全く問題がない」と安全性を強調した。
また、「これから京都は7月の祇園祭、8月の五山送り火など日本情緒が味わえる季節になる。ぜひ台湾から多くの人に来てほしい」とアピールした。一行は、京都市内と嵐山方面の2班にわかれ、各観光地を見学した。
そのほか、大阪では中之島やUSJ、サントリーミュージアムなどを視察。神戸は、矢田立郎神戸市長と面会後、三宮、神戸空港、有馬温泉などを視察した。
一行はUSJや東映太秦映画村などへの関心が特に高く、京都駅前での家電量販店でのショッピングも楽しんだ。
山田京都府知事の話を熱心に聞く記者ら