古民家改装し宿泊施設に、飛騨市が試験的に稼働


 岐阜県飛騨市は、景観の保全と地域活性化を狙い、古民家を改装した宿泊施設の試験的な稼働を10月12日から始めた。運営は地元組織による指定管理制を導入する考え。運営方法などを探り、来春の本格営業を目指す。

 同市は昔ながらの風景を継承するため、市内にあった木造2階建ての古民家1棟と板倉3棟を約1800メートルの同市宮川町に、移築した。移築、改装にかかった総事業費は、約1億7900万円。

 宿泊施設となる古民家にはいろりの板の間やフロント、台所、13人収容可能の和洋4室を設けた。日帰り用のコテージとして板倉を利用する。

 同市は試験的な宿泊稼働で、週末を中心に農村体験や保全活動をする人を受け入れている。11月15、16日には伝統行事「花もち飾り」を行い、1泊1万円で宿泊してもらう予定。宿泊稼動の試験を経て、運営コストや運営方式を探っていく方針。「地元の組織に管理者となってもらい、都市から来た人達との交流の場などにも活用してもらいたい」と話す。

 
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