取扱高150億円、減収減益 ハウステンボスグループ19年度中間決算


 ハウステンボス(HTB)グループは5月15日、2019年9月期第2四半期の連結業績(18年10月1日~19年3月31日)を発表した。取扱高が前年比31.6%減の150億1500万円、営業利益が同20.3%減の28億3200万円、経常利益が同8.8%減の33億1200万円となり、減収減益となった。

 HTB単独では、取扱高が同10.2%減の130億4700万円、営業利益が同22.9%減の31億7100万円、経常利益が同16.5%減の33億6800万円なった。HTBの入場者数は、同6.5%減の130万4千人、宿泊者数が同9.7%減の14万3千人と伸び悩み、売り上げ、利益とも前年を下回る結果となった。

 同日、決算発表を行ったHTBの澤田秀雄社長は「イベントが全体的に小規模になったことに加え、韓国など近隣の国からの外国人旅行者が減少したことがマイナスの大きな要因となった」と総括。また、地元長崎をはじめ、九州の人口減少も来場者数の減少に影響しているとも述べた。

 下期に向けては、日本最多1250品種の「あじさい祭」「ゆり祭」「2万本のダリアの宮殿」「九州一花火大会」のほか、初開催となる「鈴木敏夫とジブリ展」などで集客を見込んでいる。今後は中国・上海から1時間30分で着くなど、近隣諸国の都市部から近い立地を生かし、「アジアから一番近いリゾート」を目指す。

 19年9月期のHTB単独での業績見込みは、取扱高が同8.0%減の261億円、営業利益が同20%減の58億円、総入場者数が同5%減の258万人を見込んでいる。業績見込みは、第2四半期の業績を反映し、第1四半期決算発表時から下方修正している。

 
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