
完成した呉氏やボンネットバス、呉氏ジュニア(左)。なかなかのインパクトだ
広島県呉市は、市をPRするためだけに生まれたキャラクター「呉氏」の活用事業の一環として、家庭で作って楽しめるペーパークラフト(ペーパー呉フトランド)の設計図をホームページ(HP)上で公開し始めた。
市は、呉氏の製作を通して「新型コロナウイルス収束後に遊びに来てクレ、という願いも込めた」(秘書広報課)という。
2017年にデビューした呉氏は、顔がそのまま呉の一文字になっていて、一目見れば呉のキャラクターだと分かる。18年の「ゆるキャラグランプリ」では初登場にも関わらず15位になり、呉の認知度を高めた。
外出自粛が続く中、市は自宅で家族が楽しめるようペーパークラフトの提供を企画。HP(paperkureft.com)から無料でダウンロードでき、印刷し、切って組み立てると完成する。
4月28日から、まず呉氏や呉氏ジュニア、市ゆかりのボンネットバスなど12種類を公開。今後もさまざまな素材を増やしていくという。また、クラフトは自由に色付けでき、市は「出来上がった作品をSNS『#おうちで作ってクレ』に投稿してほしい」と呼び掛けている。
完成した呉氏やボンネットバス、呉氏ジュニア(左)。なかなかのインパクトだ